6月22日:苫小牧港「おそらくサメガレイの幼魚が釣れた」
釣行概要
苫小牧西港 3時30分頃〜6時30分迄 投げ釣り 竿3本 餌塩イソメ
釣りの状況
夜明け直後くらいに28cmくらいのクロガシラが1匹釣れて以降、たま〜にアタリがあっても針掛かりせず追加がないまま…2時間経過。

ペターっとした海面、午前6時頃に干潮で釣り座の前には木っ端などのゴミも漂っていて、もう釣れる気配がなくなり、撤収しようかと考えていると、何が跳ねてるのか解らないけどやたら辺りの海面がパチャパチャしはじめ、それに釣られて投げ竿にも久しぶりの反応。
何かしら小魚の群れが追われていたりすると、食物連鎖の関係か?他の魚種も色めき立つ事があると思っています。(個人の感想ですが)
謎の魚が釣れる
ん???
久しぶりに竿先が揺れて、なんか20cmくらいのピラピラ小さなが釣れたな〜と思ったら、見たことのない表面が硬くてザラザラ、フィッシュイーターのように口が大きめで、丸みを帯びた形状の謎のカレイ。
後で名前を調べようと思い画像を記録。
サメガレイの特徴を軽く調査
帰宅後、ネットで検索したところ、どうも「サメガレイ」っぽい気がする。
特徴1: 無眼側の口が大きい
特徴:無眼側(むがんそく 眼の無い方)から見ると、口が大きい。
「口裂は無眼側のほうが大きい」検索して調べた条件と一致。
クモヒトデを捕食している他食性など不明な点が多いとのこと。イソメで釣れました。

特徴2: 有眼側のいぼ状の突起
特徴:有眼側にはいぼ状の突起、この画像では解りにくいので下記にて別の画像も添付。

特徴を観察
砂などの汚れを落とした無眼側。
薄ピンクがかった奇麗な白色、身はモチモチとしてとても柔らかい。

有眼側、触るとザラザラ。

有眼側の表皮のいぼ状の突起

いぼ状の突起全体像、粒々の線になった列が尾の付け根まで並んでいます。

サメガレイの生息環境や特徴との相違点
外見の特徴から、ほぼサメガレイの幼魚(1歳半くらいかな)だろうと思ってる。
水深150〜1000メートルの砂泥地に生息するらしいけど、そんなサメガレイの幼魚が沿岸にある水深10m以下の港湾内に何故いたのか?
産卵期は北太平洋の水深600メートルから900メートルで1月から2月というのも、大きな相違点。
まだ幼いってことは、おそらく深い所で生まれて、自力で泳いで辿り着いたわけじゃなく浅い所で生まれたってことじゃないかと推測。
検索結果では、体表に粘液があるらしいけど、これは粘液の粘着きは感じなかった。
幼魚だからなのか…?
感想
普通、港湾の投げ釣りで釣れる魚種じゃないですが、釣れた理由もわからないけど…予想していない魚が釣れるのは不思議です。
この魚かその親が、港にたどり着く迄にどんなドラマがあったのだろうと想像すると面白いですね。
おわり
検索で参考にさせてもらったサイト
―― ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑 サメガレイ ――
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