それはいつ生まれたのか

誰も知らない


暗い音の無い世界で一つのいきものが生まれた





彼はもちろん人間ではない

また動物でもない

そのいきもの

それは　家の近所の海辺で、チンタラと投げ釣りと探り釣りと極々たまにサビキ釣りを嗜む偏屈なイソメ人間である




空いてる所で釣りするのが好きなので、他の釣り人と時差出勤感覚でクソ夜中に一人で釣りする事が多いのですが、時々、なんか薄気味が悪いな〜とか考えちゃう時は

いやいや、昔の釣り人は、たぶん一人で夜中に海辺に居たら、不審な船で異国に拉致されたらどうしようとか、港の倉庫で銃撃戦が始まって流れ弾にあたったら死んじゃうな〜とか別の恐怖もあった筈だから、今の時代に釣りしてる私は恵まれてると考えるようにしています。



北海道の苫小牧近郊に出没する釣りセンスに乏しくて不勉強でめんどくさがりな、コツコツ自分なりに面白ければ満足する志の低い釣りをする者です。