のつづき

港につくと誰も居ませんでした。チャンス!

糸をスティクのグリップに結んで、針に凄く長くて、赤くて、ゲジゲジしててる虫を刺して、竿を振ってみると、糸は陸上で風にヒラヒラしていました。
1時間粘りましたが餌を海面に2回しか入れられませんでした。

すると、1台の車が近づいてきました。
恥ずかしいので、逃げるように、バケツを持って歩き始めましたが、車の主が「釣れましたか?」と私に声を掛けて、アイスホッケーのスティックに重りの付いてない糸を付けた使えない竿と、空のバケツを持った私の隣に立ちました。
そして、「餌は何ですか?」と聞いてきました。
「これです。虫です。」と答えて、虫を見せてあげました。

その人が言うには、「ここは、釣れる時期は糸を垂らせば魚が釣れてたところです。釣れる時は糸を垂らせば釣れるんです。今日は全然人もいませんね。」と言ってくれました。そして、海を眺めていました。

私はとうとう「さようなら」と言って、車に乗って逃げました。

そして家に戻り、物置から竿と重りを探し出し、再び港に戻り朝4時まで釣りをしました。
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とんでもなく寒かったです。
虫はガチガチに凍りました。

そして、暗い夜の港は恐かったです。
路面も凍ってるし、間違って車で岸壁から落ちたら死ぬなぁと思いました。
だけど、眠くて家に帰るのが面倒に思えたので、寒くて怖いのを我慢しながら、釣り竿を持って海を眺めて朝4時まで座っていました。
だけど、魚は1匹も釣れませんでした。

多分、夜中は魚寝てるんじゃないかな?
うちのグッピーも、暗くなると寝るしね。
でも、何回かは竿の先っぽがクイックイと揺れて餌が無くなってたので、起きてる魚もいるんだろうと思いますけども。
おしまい